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2013/08/18 23:05
敷かれたシートは役に立たなくなるくらいびしょびしょになってた
Tがそれを取り替える
取り替えてもなお溢れ続ける
それくらい感じていた
疲れた?とTが聞いてくる
まだ大丈夫と答える
飲みかけのカクテルを一気に飲むけど
全然酔わないままだった
3人目の男はかなり遅くにやってきた
Tがこいつはでかいんだぜと繰り返し言う
だから何?
大きくても下手だったらなんの意味もないのに
案の定、笑ってしまうくらいにその男は早漏だった
初めて会う女でも、そんなにすぐに逝ってしまうもんなんだなと
そうしてすぐにその男は帰っていった
この男にとってのセックスとは何なのだろう
私にとっては?
これは複数と言えど、望む展開ではなかった
まるでハプニングバーにいるみたいだ
自分が娼婦のように思える
でもそれはそれでよかった
道具のように扱われたいというのも
願望の一つであったから
男たちはみな私の中が相当気持ちいいと言う
括約筋を鍛えてるような状態の私には
挿入された男を締め上げることなど
簡単なことなのだ
そうして最後にTが私に覆いかぶさってきた
Tとは前日のこともあるから、少し感覚は違う
最後の最後に抱くことで
自分が一番いいと思われたい
そう言っていた
使われ続けていた私の膣は
少しの刺激でも大きな快感を生み出した
それにさらに電マを使う
声が止まらない
体内から溢れるものも止まらない
横でUが私の手を握る
「見られるのが好きなの?」
そう、なのかもしれない
喘ぎの合間にそうなの、と答えた
Uが手を強く握った
なんだろうこの感覚
認められてる
そう感じた
異常な自分を見ても
褒めてくれる
自分が押し隠してきたもの
ずっと出せなかったもの
長い間長い間
幼い時からずっと
あの土の上に寝かされて
囲まれていたずらされたときから
植え付けられた感覚が蘇り
それでもいいんだ、と
私は汚いわけじゃないんだ
かさぶたのように覆っていたものが
取り払われた気がした
その感覚を味わいながら
何度も何度も逝き続けた
声を枯らして叫び続けた
これでよかったんだ
そう思った
2013/08/05 00:15
二人目の男はTと随分馴染みのようだった
TはUちゃんと呼んでいる
とにかく褒める
私のことを
顔も好みだと言う
そんなに言われることには
免疫がないから
逆に素直に受け止められなかった
キスはまるで恋人にするそれのようで
私もさっきよりは受け入れられるようになった
Tが電マを取り出し、Uが愛撫する横からクリトリスに当てた
実は自分でも電マは持ってる
自慰のときに使ったりする
でも自分のペースじゃない使われ方は
やっぱり強烈だ
だんだんと声が大きくなる
ラブホじゃないのに、と一瞬頭をよぎったけど
そんなことはすぐに考えられなくなった
Uが挿入してくる
さっきよりは全然濡れている
そしてそれはとても硬いと感じた
溢れそうになって、それを伝えたら
Tがシートを引いてくれた
安心して力を抜くと
とめどなく溢れ出した
それを見て男たちも声を上げる
快感に覆い尽くされて余裕はない
何も考えられない
こういう瞬間が欲しかった
ずっとずっと昔から
こうなりたかった
それは一人では到底叶えられないこと
長く自分の身体を自分で慰めてきたからか
軽い刺激では物足りない
深くいけないと不満足なのだ
男はたいてい自分が優先だ
フェラをさせて私が感じてないうちに挿入して
自分だけいく
そんなのは嫌で仕方なかった
複数なら誰かが挿入して
誰かが愛撫する
快感に隙間がないんじゃないか
そう思ったから
ずっとしたくてしたくてたまらなかったのだ
2013/08/01 01:46
誰かが持ってきたお酒を貰い、早めのピッチで流し込む
ゲストたちは首謀者Tと談笑している
テレビをみたり、差し入れをつまんだり
誰と話すでもなくそれをベッドの上から眺めていた
頭はシラフのまま唐突に事は始まった
一番最初に来た男が私に触れる
「綺麗な肌をしてる」
と褒めてくれた
下着に黒を選んだのは正解だったかも
Tが彼に奉仕するように促す
初対面の男のものを咥えるって
やっぱり嬉しいものじゃない
それでも言われるがままに
そんなに下手じゃないはずだ
他の人はテレビを見ながらも
ちらりとこちらを見ているような気がする
最初の男はとにかく褒めてくれるから
それはそれでよかった
こっそり私に耳打ちする
「集中できないから、早く終わるよ」
やっぱりそれはそうなんだろうなあと
妙に納得をした
最初の男は別にテクニックに長けているわけでもなく
ありきたりの愛撫とキスと挿入それだけだった
頭はいたって冷静なまま
異様なはずのこの状況に
私はまだ余裕をもって全体を俯瞰していた
2013/07/21 02:42
過去に来たことのあるホテル
部屋に入るのは初めてだった
ドアを開けると驚くくらい広い部屋だった
ベッドは2つだけど、5~6人はゆったり座れるくらいの長いソファがあり
バスルームはバスタブとシャワーブースに分かれていて海が見える窓があった
シャワーを浴びるように言われて、バスタブにお湯を張り念入りに身体を洗った
何がどうなる?
何も予想もできない
ただ自分なりの用意として
黒のガーターストッキングと黒のサテンのスリップを持ってきていた
綺麗にした身体にそれらを纏う
そうしているうちに部屋のブザーが鳴った
一瞬にして緊張する
彼がドアを開ける
ゲストがやってきたのだ
私を犯す男が
なんと言ったものか困惑しながら
「こんにちは」と言う
50過ぎくらいの小太りな感じの人が
「こんにちは」と返す
その人は私を通り過ぎ彼に挨拶をした
なんだか滑稽だ
とても普通の挨拶
これからの異常なことは
彼らにとっては普通のことなんだろうか
その人にもシャワーを使うように指示する彼
しばらくしてまた部屋のブザーが鳴る
今度は私よりも少し若そうな人
仕事帰りなのかスーツを着ている
先に来た人と知り合いのようだった
久しぶりとか言い合っている
初めてじゃない
そういう会を何度も開いてるんだ
みんな異常なんだ
そう思った