化身 ～真の愛の姿～

一緒にお風呂に入ってた時に


ほら、見てみろ


彼が見せてくれた掌の真ん中に
蒼いあざ


掌が内出血していた


ラケットが握れないな


それくらい強く強く
私の尻を叩いたのだ


私はごめんなさい、とつぶやいて
その掌を包んで
あざの部分にキスをした

愛おしいあざ
私への想いの痕


そして
翌日私も気が付いた

左腕のひじより上の部分
紫に変色していた

きつくきつく縛られたから
うっ血して痕になってた


すぐに写メを撮って彼に送る


痛みを与えるのは彼だけど
彼も痛みを受けてる

痕はその証

やがて消えてしまうけど
少しずつ心に
痕を増やしていく

初めまして

昔から拝見していますが、穏やかに過ごしていらっしゃいますか？
この日のように穏やかに過ごしていらっしゃるのを願ってます

コメントありがとうございます

自分で久しぶりに目にして
こんな風に思ってたこともあったんだって
思い出して切なくなりました

気にしてくださったこととても嬉しく思います

穏やかな日々は今はとても遠いです
独りで迷走を続けています

日常が落ち着いたら何か書き残したいと思ってはいます