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1つの終わり

2011/11/06 22:54
昨日
彼から届いていた荷物を受け取った

開けてみると
お願いしていた携帯以外に入ってたもの

彼にプレゼントした
フォトフレーム
彼に貸していた
私が私を認めることができた本

本は貸したものだったから返したんだろう
同じものはもう持っていたんだけど

フォトフレームを返されたことは
多少ショックでもあった

物として残っていたものを
返すということは
思い出を残さないということだ



でも私にとっては
逆にありがたいことだった




別れを決めてから
何度かメールをやり取りしたけど

彼女とは別れたけど
今の自分は私を受け入れられない

そんなメールをもらって
私は鼻で笑ってしまった



自分がしたことは
なかったことになってるのかなあって…



そう思って
自分でやっぱり彼女とのことは
絶対に許せないことだったんだなって改めて思った



もう戻らない



彼がくれたものは大事なものだ
私が私を認めることができた
それは自分だけではできないことだったから



これからは
もう振り返らない
私の欲しいものを得るために
進んでいくんだ



透明に

2011/07/13 01:10
いろんな思い出があって

いいことも悪いこともあったのに

次第にどす黒い色は抜け落ち

透明に変わっていく



跡形

2011/06/19 01:48
今の仕事が接客のようなもので
毎日いろんな人と対峙する

声は努めて明るく
わかりやすくを心がけて
やっている

時々
男性に応対しているときに
何か感じるときがある

あ、女性として見られてるのかなって


ただの勘違いだと思うけど(笑)


でもそう思うようになったのは
自分を認められるようになったのは
彼が残した跡形



遠く離れて

2011/06/09 00:12
5月の終わりに
彼は1年間を過ごした東京を離れて
震災の影響の残る街へと
帰っていった

闇に帰ると言って…


思い出の街
思い出の時間

一緒に過ごしたすべてが宝物だと
彼は言った


毎日毎日私のことを思ってる彼
それがこれから先の彼を支えていく
灰色に覆われているであろう彼の人生を


毎日私を想う
幸せを願ったり
苦しめた自分を責めたり
知らない誰かに嫉妬したり



彼は気づいている
私がこのままとどまってはいないことを

それでも想い続けるのだろう
私のために
自分のために



私は
また彷徨う
冷えた身体を温めたくて
そうしなければいられない自分を
冷たく哂いながら


いつか

2011/05/08 22:49
1ヶ月ぶりにメールがあった

単身赴任を引き上げることになったと
そしてやっぱり
私のことを心配してるって



かつて
彼が心配していたとおりの
私になってる

温もりが欲しくて
人肌じゃないとだめで
次から次へと
でも彼以上には誰も愛せないことはわかってる



いつかは来るって思ってる
いつか魂は戻るって




彼は闇へ戻っていく
自由のない闇へと

でも心には
私が植えつけた想いと思い出がある

彼の中に私はずっと存在してる




終わったからこそ信じられる
いつかがあって
終わったからこそ信じられる
永遠がある




彼以上には愛せない