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目覚め4

2014/04/26 15:44
ひとりの夜
でも独りじゃない
そんな気持ちだった

入浴してひんやりとしたシーツに潜り込んで
暖かな気持ちで眠った

翌朝彼がもうすぐ家を出ると連絡をくれる
着いたらまた部屋へあがってもらう

部屋行ったほうがいいんだろう?
そう意地悪く聞かれる

だって触れていたいから
可能な時間はすべて触れていたい

だからといって別にフェラじゃなくてもいいんだけどとは思うけれど
彼が望むのならばそうしたい

彼はお前が望むんだろうと言う

どっちでもどうでもいいことだ
行為はどうあれ求めてるのはお互いなんだから

ホテルを出てどこというあても言わず
車を走らせる

自分が通っていた大学
好きな風景のある通り
以前住んでいた家の辺り
そんなことを説明しながら

そうして前回みたいに
私の住む街へ通じる国道へ入った

まだところどころ桜は満開で
途中にある有名な枝垂れ桜も見たりして
家族風呂のある温泉へ行った

お湯に浸かりながら
お互いを弄る
キスをして身体に触れて
彼のなめらかな肌を楽しむ

そろそろお昼になったからと
彼が連れて行ってくれたのは
古民家の素敵なカフェだった

その場所は以前彼が癒やされる場所として
教えてくれたところだった

こんな大事な場所に私を連れてきていいんだろうかと
ふと思う
きっと奥さんと行った場所なのに

食事しながらただ彼に感謝を伝えるしかできなくて
本当に今回は私が楽しめるように
いろいろしてくれて
いっぱい想いを受けて
来る前に抱えていた重たい暗い想いは
すべて吹き飛んでいた