化身 ～真の愛の姿～

名前は愛舞音（あまね）

解放され真の自分になることを望んでやまない私の姿
今まで置き去りにしてきた自分の心を見つめて


心の中に溜め込んでいる想いを形にする場所


行為より精神性を重んじています
愛はすべての基礎になる
愛がなければ始まらない

この状態をやり過ごせるのだろう


投げたボールは
すべて吸い込まれて
戻ってはこない


日常に追われて
ふと空いた時間に
泣きたくなる

でももう言えない…


来月逢えるのか
なんとかする、とは言ってくれたけど


私が合わせられるかどうかが
微妙だ

たくさん投げかけた言葉も
「そうか」
の一言で終わってしまう


聞いてくれてるとは言えるけれど


ボールを投げるばかりで
返ってこないのは
だんだん話そうという気も起こらなくなって
ちょっとしたことで愚痴になる


私の習い事の日を忘れていたようなことをいうから
覚えてくれてなくて寂しい、と言うと

「はじまった」

いつもの愚痴が始まったみたいに言われて
ますます情けなくなった


私がこんなふうになるのは
日常で困難なことがあるとき
体調が悪いとき
暇すぎるとき


５月の魔法は
もう消えかかっている

いや、自分で見えなくしているのか


日常を落ち着かせたいけれど
当分苦しい日々が続きそう


ゆっくり眠りたい
できるならば
彼の胸の中で、、、

美しいこと
可愛げがあること

それに対する想いも
きっと人と異なっている

幼児の時から肥満で
目が悪くてメガネかけてて
挙句に
人間として持っていて当たり前のものを
原因不明の病気で失った

肥満については
これはもう母親の責任である
私が食べたいに任せて食べさせてしまったから

小学生高学年のときには多分55キロは超えてたと思う

病気は
初めてなったのは幼稚園の時で
その後治ったり悪化したりを繰り返して
２５歳以降二度と治らないくらい悪化して
現在に至る

その病気は外から見たらひと目でわかるものだから
隠すことができなかった子供の頃は
誰もが私を見た

見る、という単純なことが
どれだけ突き刺さるか

アトピーやアザを持つ人や
身体に欠損を持つ人などはわかる
同じ目にあってるから

子供などは見たままを言葉にする
大人は言葉にはしないが
目がそう言ってる


自分がどれほど醜いか


いやというほど味わった


大人になり
子供の頃からどうしてもやりたかった
クラシックバレエをやり始めた

よりにもよって
もっとも美しさが要求されるものなのに
憧れが勝ってしまった

でもそのバレエのおかげで
少しずつ身体は絞られ
長い月日はかかったけど
人並みの身体になった

その一方で病気はますます悪化して
二度と治ることはないところまでいったけど
それをカバーするものを手に入れることができた

そして何より
そもそもこのブログを始めるきっかけとなった人との出逢いが
自分の意識を変えた

素のままの私を受け入れられるということは
それ以下、でしかないと思っていた自分を
それ以上だと思わせ
そうなるように仕向けた

今の彼は
あえていつも素を見せてはいないけど
受け入れてくれてる

美しくいろと仕向けて
それに沿って日々を過ごしていたら
自分でもいい、と思えるようになった

病気は治らないけれど
そのことでやっぱり醜いと思うことはあるけれど

美を自分から手繰り寄せた
それは自分ひとりでは出来なかった

比較しないといられない

自分は自分と思えない

幸せな誰かを
認められてる誰かを見ると

自分がなんとつまらない存在なのかと思う


そんな想いにまた囚われ始めている


1ヶ月しか魔法は効かない


彼に言おうとして
言ったところで
考えるなと言われるだけだから

言うのを辞めた

それを伝えたら

俺はいつもお前のそばにいる

それを喜びながらも
切なくて

でも思い至った

そう思われるだけのものが
自分にはあるのだと

その答えにたどり着いて
やっと少しだけ落ち着くことができた

逢いたい
いつ逢えるんだろう、、、、