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新しい扉

2010/03/31 19:29
前回の逢瀬のときに
初めてアナルを責められた


自分では弄ったことがあって
そこが快楽を生むことも知っていたけど


逢瀬の前に話していて
されたいならしようということになった


そして
彼が用意したのは
小さなアナル用のバイブ


濡らしたそれを
簡単に受け入れて
紅い麻縄で縛られ
前も後ろも両方玩具で責められて
気持ちいいと感じていた


でも
それは序章にしか過ぎなかった


その後
アナルのバイブを入れたまま
彼に後ろから犯されたとき


今まで体験したことのない
怖ろしいくらいの快楽が
からだを震わせた


さっきまでと全然違う
意識を奪ってしまうほどの
強い刺激


「お願い許して」


何度も何度も叫んだ
危ないと感じた
自分がはじけ飛びそうだった


それでも許さず
彼は私を揺さぶり続けた


時折
突き出したお尻を
平手で叩きながら


いつもの自分じゃない
いつも私を見つめている私が
消えそうになっていた


そして
許してと叫ぶのを辞めない私に
彼が舌打ちをした


薄っすらと
彼もまた本能に支配されているのだと感じた


危険だと感じたのか
バイブは抜きとられた


そして
彼自身で何度も逝かされた



力の抜けた身体を横たえながら
ぼんやりと考えた



これは
最後の扉だ


唯一の鍵を持つ彼自身が
そこを犯すとき


私は
本当の私になるのだと