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毎日

2011/03/29 23:49
テレビで彼の住む街の名前を聞く

どうしているのだろう、と

その度に思う



テレビから聞こえた声が

彼と同じイントネーションで



どうしても思わずにいられない



繋がり

2011/03/17 00:10
今朝もメールが来た
ここを読んだ彼から


メールには現地の状況が書かれている

家そのものは倒壊は免れたようだけど
ニュースで聞くとおり
食料もガソリンも手に入れられず
避難も出来ないとのこと

このメールもいつ届くかわからないけど
元気だから心配しないでと書かれていた




そして
私への想いも綴られていた
それは以前からずっと言ってたこと


いつか必ず魂の片割れは1つになる
現世か来世かわからないけど
だから、悲しんだり苦しんだりしないで
その時のためにお互い己を磨いていこう

そう思いながら頑張る
もう私を失望させたくないから…




あのときの彼とは違うと感じた
己を失うくらいに泣いていた彼とは

私と過ごして重ねてきた時間が
今の彼を支えているんだと思った

私との想いが
彼の力の源になってる

それがとても嬉しかった
想いは確かに繋がっているんだと…



岐路

2011/03/16 00:38
ためらっていた
連絡したほうがいいよと言われながら
それでも
しないほうがいいと思っていた


禁を破ったのは彼のほうだった
ブログを見て、無事だと連絡をくれた
私が心配だからと…

命はあったが、家族とは連絡が取れず
会社の設備もめちゃくちゃになってしまったと…


彼の携帯にメールした
連絡くれてありがとうと
そしてつい電話をかけてしまった
でも彼は出なかった

しばらくしてメールが来た
既に職場にいるから、出られない
今話すと止められなくなるから話せない
今は向き合えないと…


そんなこと聞きたくなかった
そんなことわかってるのに
だから迷ってたのに

心配だっただけ
もう連絡しないと返事した

無性に悲しかった


昼になり、もう一度メールが来る
今から、どれだけ時間がかかるかわからないけど
被災地である自宅に行くと…

行ってしまったら
もう連絡はないだろうと思っていたら
2日経ってメールが来た


家族は無事だけど、街はパニック状態だと
無事でよかったと返事したら
彼は嬉しくて涙が出そうと返してきた

そしてそれでやり取りは途絶えた



今日
その地は新たな苦難を受けた
避難するようにとの報道

彼と彼の家族は自宅を離れてどこかへ行ってしまっただろう



この地震によって
彼の人生は思いも寄らぬ方向へと向けられた



いつか交わるかもしれないと思っていた
私と彼の道は
この地震を境に
まったく違う方向へと
向かっていくんだと思う



それでも
想いは残り続ける

彼は私を想い
私は彼を想う

道が交わらなくても




心配だけど…

2011/03/12 01:33
地震のこと
今日の夕方まで知らなかった

故郷に帰っていて
仲良しさんとデートしてて

別の仲良しさんから
「地震大丈夫?」とのメール

え?と思って、テレビをつけたら…



彼の家は被災地にある
彼は東京にいたかもしれないし
自宅に帰っていたかもしれない



安否を確認したい
でもためらわれる…


卒業

2011/03/04 22:41
旅立っていくこどもたち
涙と笑顔でこのときを迎える


それを後ろでひっそりと見つめて
ひとり迎える卒業式
それを傍らで見守って

あなたはよくがんばったよって
頭を撫でてあげた



今日は彼の誕生日
なんとかこの日に逢いに行けないかって
ずっと思ってた

でも今日
私も旅立とうと思った

彼がくれたたくさんの贈り物
それらは胸に深く刻まれている

それらを持って
振り返らない道を
進んでいこう

彼もそれを望んでいるんじゃないかと思う

あのとき最後のメールで
いつでも私の幸せを祈っていると
彼は言った



道の先にいるのは
すべてを乗り越えた彼かもしれない
そうでないかもしれない

彼との2年間で私は
自分の力で創り上げてきた鎧を
脱ぐことができた



道を歩く私は
本当の私
私の望む私