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遠く離れて

2011/06/09 00:12
5月の終わりに
彼は1年間を過ごした東京を離れて
震災の影響の残る街へと
帰っていった

闇に帰ると言って…


思い出の街
思い出の時間

一緒に過ごしたすべてが宝物だと
彼は言った


毎日毎日私のことを思ってる彼
それがこれから先の彼を支えていく
灰色に覆われているであろう彼の人生を


毎日私を想う
幸せを願ったり
苦しめた自分を責めたり
知らない誰かに嫉妬したり



彼は気づいている
私がこのままとどまってはいないことを

それでも想い続けるのだろう
私のために
自分のために



私は
また彷徨う
冷えた身体を温めたくて
そうしなければいられない自分を
冷たく哂いながら





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そうか、そんなことだったのか。

>一緒に過ごしたすべてが宝物だと彼は言った

スゴイ言葉だ。
ある意味、私の「別れのラブレター」以上に、、、。



Re: そうか、そんなことだったのか。

>hiroさん

更新ないのに、いつもおいでいただいてたようで
ありがとうございます

すごいですよね
それだけ私の存在が彼には唯一だったということ

それは私にとって誇りに思うことです
それだけ愛したんだって…



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