2ntブログ

スポンサーサイト

--/--/-- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

初夜

2010/05/02 00:06
あの日
私の心の扉は
初めて開かれた
唯一の鍵によって



初めて対峙する彼
とても緊張していた
手を掴んでくれてから
4ヶ月経っていた

逢いたくてたまらなくて
逢うことを決めてから2ヶ月間
その日を指折り数え続けた

乗り越えなくてはならないものが
私にはあった
私が私である最大の理由
真実を彼に見せること



そして
その時はやってきた



彼が私の姿を認めたとき
意識するより先に涙があふれ出た

見られたくなかった
私を
私の真実を

泣きじゃくる私を
彼はきつく抱きしめてくれた
その強い力に
強張った心が柔らかくなる気がした

ゆっくりと時間をかけて
彼は私を解きほぐしていった
何も道具は使わず


その時のことはあまり覚えていない

ただはっきり覚えているのは
彼と一つになったとき
彼がこう言ったこと


「鍵が刺さったよ」


私は扉は開かれたことを知った


鋭い視線で彼が私を見つめる
その視線だけで
私は彼に支配されていることを感じた


彼が動いてもいないのに
私は感じていた
考えるより先に
身体が求めて
彼の下で身体を捩った

やがて
彼が動き出した
彼の先端は私の子宮口を摺りたてた
こんなの初めてだった
感覚も感情も
今まで全く体験したことのないものだった


苦しい
でも
満たされていた


身体の最奥に
心の最奥に
彼がいた

私はすべてで彼を受け入れたのだ

それが本当の始まりだった



Comment Post

Name:
Subject:
Mail:
URL:

Pass:
Secret:管理者にだけ表示を許可する

初めての日

勇気を持って自分をさらけだすことが出来たからこそ、扉は開かれたのでしょうね。
主様しか持たない鍵によって。

だからこそ
愛舞音さんの全てで受け入れることができた。
そして
初めて心も身体も満たされたのでしょうね。

この出逢いはまさに必然だったのだと感じました。



必然

普通なら
絶対に出逢うことのなかった私たち

でも
出逢ってしまった

出逢ってしまったがゆえに
彼は自分と向き合うことになり
私は自分をさらけ出すことになった

同じ魂なのだから
出逢うべくして出逢ったのだと
戯言のようで
でもお互いにそれが真実だと思っているのです



Trackback

Trackback URL:
 Home