化身 ～真の愛の姿～

前回の逢瀬のときに
初めてアナルを責められた


自分では弄ったことがあって
そこが快楽を生むことも知っていたけど


逢瀬の前に話していて
されたいならしようということになった


そして
彼が用意したのは
小さなアナル用のバイブ


濡らしたそれを
簡単に受け入れて
紅い麻縄で縛られ
前も後ろも両方玩具で責められて
気持ちいいと感じていた


でも
それは序章にしか過ぎなかった


その後
アナルのバイブを入れたまま
彼に後ろから犯されたとき


今まで体験したことのない
怖ろしいくらいの快楽が
からだを震わせた


さっきまでと全然違う
意識を奪ってしまうほどの
強い刺激


「お願い許して」


何度も何度も叫んだ
危ないと感じた
自分がはじけ飛びそうだった


それでも許さず
彼は私を揺さぶり続けた


時折
突き出したお尻を
平手で叩きながら


いつもの自分じゃない
いつも私を見つめている私が
消えそうになっていた


そして
許してと叫ぶのを辞めない私に
彼が舌打ちをした


薄っすらと
彼もまた本能に支配されているのだと感じた


危険だと感じたのか
バイブは抜きとられた


そして
彼自身で何度も逝かされた



力の抜けた身体を横たえながら
ぼんやりと考えた



これは
最後の扉だ


唯一の鍵を持つ彼自身が
そこを犯すとき


私は
本当の私になるのだと

アナルバイブを入れられたまま犯されるのって凄いのですね。
私には未知の世界ですがなんとなく分る気がします。
アナルだけでも感じてしまいますから。
最後の扉も
主様の手で鍵を開けてもらう日が来るといいですね。
そして主様の前で、本当の自分をさらけ出せる日がくれば、
また何かが見えるかもしれませんね。
私もその日がいつか来ればいいなと思っています。

魅色さん

今まで味わったことのない強い快楽でした
何も考えられなくなるほど
初めてセックスで恐怖を感じました…

自分が壊れることを無意識に怖れてしまったのかも

でもそれこそが扉で
扉が開く日は必ず来ると思っています

鍵は手にしているのだから

美しい光景が、目に見えるようです。
主様のための扉。
愛舞音さんのための、鍵。

開かれる時は、もう、すぐそこですね。



わたしも、一度、慾望そのものになったことがあります。
愛舞音さんと同じように、前と後ろを弄われていました。
あのときは、わたしのこころに思考が滑り込むための、一分の隙すらなかった。
痛みのためではない、快楽のために。
心地よさのために。

痛みは幸福です。
けれど、そうやって、奥深くで蕩けあいながら、
すべてを投げ出せたのなら。

それに勝るものはないのだと、ご主人様と出逢って、感じるようになりました。

そのすべてを投げ出す瞬間が欲しいがために
求める
痛みを快楽を緊縛を


何も怖くないと思う私が
唯一怖れていることかもしれない
その扉の存在が

でもその怖れすらも
捧げたい

すべてを投げ出し
無垢になった私を
真に捧げるために