化身 ～真の愛の姿～

胸をくびりだすように
腕は後ろに回されて縄をかけられた

そのまままた這いつくばるように促される

背中から彼が私を踏みつけた
頭も踏まれる

予想以上に激しい扱いだった

汚い言葉も浴びせられる
雌豚、と

今までそこまで激しい彼を見たことがなくて
痛みと何とも言えない哀しさを覚えて
涙があふれてきた

彼はそれを気に留めるでもなく
立ち上がらされ
ブラウスのボタンを外して
胸元に手を差し入れる

乳房を露出させ
乳首を摘み
力いっぱい捻り上げられる

痛い痛い痛い
思わず叫んでしまう

涙が止まらない

痛みをこらえるために
手をきつく握りしめる

そんな姿を彼は写真におさめていた

汚い雌豚だ

汚い、という言葉に
心が悲鳴を上げた

汚くてごめんなさい
汚くてごめんなさい
汚くてごめんなさい

何度も何度もつぶやくように言った
言いたくて出た言葉じゃなかった

自然と口からこぼれていた

何かが壊れた

泣きじゃくるを超えて
嗚咽も超えて
身体の奥から何かを吐き出すように
私は叫び出した

その間も痛みは止まらない
もう何もかもわからない

泣け、泣いて全部出してしまえ

彼の声が遠くで響いてた

身体の心の汚物を叫びに変えて
涙に変えて
私は吐き出し続けた

彼は２年分の想いをぶつけてこられたのですね。
私も壊されたいです＾＾

nanaさん

二人で成長してきたのかなって
彼が言ってました

気がついたら花が咲いてた、みたいな感覚かも