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2010/12/28 18:25
夏の花火を見たあとに決めた今回の逢瀬
ふたりにとってこれほど贅沢なことがあるだろうか
恋人同士なら誰もが一緒に過ごしたいと思う日
その日を7度目の逢瀬の日に選んだのは
私が理由を付けやすいからというのもあった
ここにも書いたように
この日にたどり着くまでにはいくつもの出来事があった
それでも飛行機の予約を取ってしまうと
今までの苦しみは彼方へ飛んでいってしまって
あとはもう楽しみでしかなくなってしまった
いつもと同じ羽田の到着ロビーで彼の姿をすぐに見つけて
荷物をピックアップするのももどかしく
彼の胸に飛び込んだ
「ただいま」「おかえり」
やっとやっと還ってこれた
私の唯一の居場所である彼の胸に
すぐに抱きしめられたい衝動を抑えつつ
電車を乗り継いで彼の部屋へ向かった
これからまた羽田に戻るまでの間が
私たちだけの時間
４１時間の長い逢瀬が始まった
