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本質6

2013/07/11 02:13
そしてその日が来た

夕方の約束の時間まで
旧友たちと時間を過ごしていた

それぞれ自分の子供を連れて
子供に振り回されながら
ランチしてデパートを巡った

自分の話しはあまりしなかった
離婚したことを少しだけ話して
あとは聞き役に徹していた

とてつもない違和感を感じる
もうこの輪には入れないのだと強く感じながら
笑顔を作っていた


彼に迎えに来てもらって
海辺のホテルに向かった

その道中彼はこんなことを言った

「複数に向いてないかもしれない」

昨夜の私はとてもおとなしく
こんな異様な行為には向いていないと言う


そんなことはないよ
知らないだけ


私はそう言った


そう、知らないだけ
私がどんなに淫乱で
どんなに欲しているか


言わないのだから当たり前なのだけど


いつからだろう
まるで男を漁るように
逢っては捨て逢っては捨てられ
そんなことを繰り返してきたのは


結婚もすぐに立ち行かなくなり
私は外に求めた

縛りもなくなった今
それまで以上に
今まで溜まりに溜まったどす黒い欲望が
だらだらと流れ続けているのだ


それを止める気もないまま
これからの時間に身を投じようとしていた